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通俗心理学の信憑性。

心理学は統計学とも言われますが、テレビ番組等でも説得力を増すためか
「統計的に効果がある」ように見せるために5~6人の被験者に
ダイエット実験をやらせたりということがあります。

また統計的知識のない研究者が意図せずに説得力のない
説を発表してしまうこともあります。

例えばダイエットの実験をするのであれば、最低でも200人、
日本人の人口を考えれば1000人以上で実験をしなければ、
説得力があるとはいえません。

それも効果を検証するためにはそれ以外の生活はすべて
一緒である必要があります。

例えば心理学の有名な話に
「濃い霧の夜よりも、雲ひとつない星空が見える日の
 ほうが交通事故は多い」
という話をしましょう。

一瞬、そんなバカな?と思った方は嘘の統計に
引っかかる可能性があります。

濃い霧の夜など年に何回あるでしょうか?

山間部ならまだしも平野部で夜に深い霧が出ることなど
ほとんどありません。

ほとんどないのだから事故もほとんど起こらなくて当たり前です。

このような場合は事故の数ではなく率で比較しなければいけないのですが、
もっとうまく話を持っていけばおそらくだまされる人は増えます。

例えば「警視庁の調査によれば・・・」という一文を文頭に足しただけでも
信憑性が出てきて、少し信じてしまいませんか?

このようなトリックにだまされないように普段から感覚を
鍛えておかなくてはいけません。

そのような証明や根拠が提示されることはほとんど無い。
こういった主張をする人間は一様に統計学を正しく理解しておらず
データを自分にとって有利なように解釈しているか、あるいは単に
ウソであることがほとんどである。

通俗心理学は、一般的な経験則や認識に当てはめて考えると、
妙に納得してしまう主張や結論を導きだしているため、簡単に信じ
てしまう人が多い。しかし、通俗心理学で導かれる結論は
「強引に解釈すればそう考えられない事もない」という程度のもので、
科学的根拠に問題があることが多い。

また個人的経験から一般法則を導き出すことはできない。
観察者の偏見や先入観を除外することができないためである。
そのため、「そう言われてみれば当たっているような気がする」
「周りの人を見る限り当たっている」という感覚は、不正確で、
学術的な価値がない。個人的な経験や身の回りの出来事などと照らし
合わせて性格分析などが当たるように感じる現象については、
早まった一般化や観察者バイアスなども参照のこと。